2022年10月、YouTube上で配信されたある企画「AVスプラ」が大炎上しました。 「AVスプラ」とは一体何なのか、どんな意味を持つ言葉なのか──SNSで話題になったものの、正確な内容を知らない人も多いのではないでしょうか。
この記事では、「AVスプラ」の由来・炎上の経緯・配信内容の問題点、そしてなぜ“見る方法がない”と言われているのかを、初心者にもわかりやすく解説します。
任天堂のガイドラインとの関係や、その後の対応も含めて詳しく紹介します。
AVスプラとは?どんな意味の言葉?
意味
「AVスプラ」とは、2022年10月8日にYouTubeで行われた、とある配信者たちによる企画配信のことです。
任天堂の人気ゲーム『スプラトゥーン3』を使って行われましたが、成人向けの映像(AV)を背景に流すという内容だったため、大きな問題となりました。
つまり「AVスプラ」というのは、スプラトゥーンのシステムを利用して、配信画面にアダルト映像を重ねた“問題配信”を指す言葉です。
ゲームや公式とは一切関係のない、個人の配信企画から生まれたネットスラングです。
スプラトゥーンの特徴を使った危険な企画
スプラトゥーン3には、チーム同士がインクを塗り合って勝敗を決める「ナワバリバトル」というモードがあります。
この仕組みを利用し、配信者たちは“塗られた部分が透けて背景が見える”という設定を使い、背景にAVを流すという危険な演出を行いました。
ゲーム内でインクを塗るほどAVの映像が広がって見えるようにし、「BAN(配信停止)される前に相手をBANさせる」というルールで対戦。
見た目はゲーム実況のようでも、実際はガイドラインに違反した危険な行為でした。
AVスプラ配信に参加したメンバーとBANの経緯
この企画には複数人の配信者が参加していました。
ところが、配信の最中に1人の参加者がYouTube運営からアカウント停止(BAN)処分を受ける事態に。
その後、SNS上では「#AVスプラ」というハッシュタグがトレンド入りし、多くの人に知られる騒動へと発展しました。
なぜAVスプラが炎上したのか?
大炎上の理由3つ
AVスプラが大炎上したのは、主に次の3つの理由によります。
- 全年齢向けゲームを使ってアダルト映像を流した
- YouTubeや任天堂の利用規約に違反した
- 一部の参加者の不適切な発言が火に油を注いだ
スプラトゥーンは子どもから大人まで楽しめる人気シリーズです。
そのため、ファンの多くが「公式のイメージを壊す行為だ」と感じ、批判が一気に広がりました。
また、内容によっては法律(公然わいせつ罪・わいせつ物頒布等の罪)に抵触する可能性もあり、倫理的にも大きな問題とされました。
配信者たちの謝罪と任天堂の反応
炎上後、参加者の一部はSNS上で謝罪コメントを発表しました。
主催者も、3日後の10月11日に謝罪文を公開し、「不適切な行為だった」と認めています。
同じ日に、任天堂の公式アカウントから「公序良俗に反する利用を控えるように」と注意を促す投稿が行われました。
直接AVスプラを名指ししたわけではありませんが、時期や内容から見て本件を意識していた可能性が高いと考えられています。
「AVスプラを見る方法」はある?
結論から言うと、AVスプラを見る方法はありません。
その理由は、配信内容がYouTubeと任天堂の規約に違反していたため削除・停止されたからです。
また、こうした映像は違法アップロードや著作権侵害の可能性が高く、閲覧自体が法的リスクを伴う場合もあります。
さらに、動画を探す過程で悪質サイトやウイルス被害に遭う危険性もあるため、検索や視聴は絶対に避けるべきです。
任天堂の対応とその後の影響
炎上後、「AVスプラ」に便乗して似たような配信を試みる人も現れました。
中には、アニマルビデオ(動物動画)を背景に使ってネタ的に真似するケースもありましたが、それらも動画削除の対象となっています。
一部の配信者は「任天堂からは直接削除要請がなかった」と話していますが、注意喚起のあとには削除やアカウント停止が続出しました。
つまり、任天堂側が本件を非常に問題視していることがわかります。
まとめ:AVスプラは「危険で違法性のある炎上企画」
「AVスプラ」とは、人気ゲーム『スプラトゥーン3』を使った不適切な配信企画のこと。
成人向け映像を重ねて配信した結果、YouTubeのBAN・任天堂の注意喚起・SNSでの炎上という大きな問題に発展しました。
AVスプラを「見たい」「探したい」と思っても、違法行為や危険サイトに巻き込まれるリスクがあります。
また、ゲームや公式ブランドのイメージを損なう行為でもあるため、閲覧・拡散は絶対に避けましょう。
この出来事は、「配信の自由」と「倫理の境界線」を考えるきっかけにもなりました。
視聴者としても、健全なネット文化を守る意識を持つことが大切です。
