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「シャープペン」「シャーペン」の違いをわかりやすく解説

日常的に使われる筆記具のひとつ「シャープペンシル」。
この言葉を省略して「シャープペン」や「シャーペン」と呼ぶことがありますが、実際にどんな違いがあるのでしょうか?
この記事では、2つの呼び方の違いと、それぞれの由来について分かりやすく解説します。

目次

「シャープペン」と「シャーペン」は意味は同じ

まず結論から言うと、「シャープペン」と「シャーペン」はどちらも同じ意味です。
どちらも英語の「sharp pencil(シャープペンシル)」を省略した形で、一般的にはどちらを使っても問題ありません。

ただし、地域や世代によって使われやすい呼び方に違いがあり、若い世代では「シャーペン」、ビジネス文書や商品名では「シャープペン」と呼ばれることが多い傾向にあります。

使い方の傾向

  • 学生や若者 → 「シャーペン」
  • メーカーやビジネス文書 → 「シャープペン」
  • 正式名称や商品名 → 「シャープペンシル」

つまり、「シャープペン」はやや正式な呼び方、「シャーペン」は略語として親しみを込めて使われていると考えると分かりやすいでしょう。

「シャープペンシル」という名前の由来

「シャープペンシル(Sharp Pencil)」という名前は、実は日本の家電メーカーシャープ株式会社に関係しています。
同社の創業者・早川徳次(はやかわ とくじ)氏が発明した製品が、「シャープペンシル」の語源となったのです。

由来の歴史

  • 1915年、早川徳次氏が「エバー・レディ・シャープ・ペンシル(Ever-Ready Sharp Pencil)」を開発。
  • 芯を削らずに使える鉛筆として画期的だったため、「シャープ(削らない)ペンシル」と呼ばれるようになった。
  • この製品名がのちに会社名「シャープ株式会社」の由来にもなった。

つまり、「シャープペンシル」という名称は商品ブランド名から一般名詞化した言葉なのです。
現代では「mechanical pencil(メカニカルペンシル)」とも呼ばれますが、日本では「シャープペンシル」という呼び方が定着しました。

「シャーペン」は日本独自の略称

「シャーペン」という言葉は、英語では通じません。
これは日本で生まれた略語で、「シャープペンシル」→「シャーペン」と短くしたものです。
若者言葉として広まり、今では日常会話ではほとんどの人が「シャーペン」と呼ぶようになりました。

例文

  • 新しいシャーペン買った!
  • お気に入りのシャープペンを使って勉強する。
  • このシャープペンシルは製図用です。

このように、言葉の意味としてはすべて同じですが、使う場面によって呼び方の印象が少し異なります。

英語では「mechanical pencil」が正しい

ちなみに、英語で「シャープペンシル」と言っても通じない場合があります。
英語圏では、「mechanical pencil(メカニカル・ペンシル)」が正式な表現です。
「sharp pencil」は「先のとがった鉛筆」という意味に取られてしまうため注意が必要です。

3つの呼び方のまとめ

呼び方 意味・由来 使われる場面
シャープペン 「シャープペンシル」の略。やや正式・一般的。 商品名・ビジネス・大人の会話など
シャーペン 日本独自の省略語。親しみのある呼び方。 学生・若者・日常会話
シャープペンシル 正式名称。1915年発明の製品名が語源。 正式表記・製品説明・海外向け資料

まとめ:「シャープペン」と「シャーペン」はどちらも正しい

「シャープペン」と「シャーペン」は意味に違いはなく、どちらも「シャープペンシル」の略です。
ただし、「シャープペン」は正式寄り、「シャーペン」はくだけた日常表現というニュアンスの違いがあります。

そして、「シャープペンシル」という言葉自体が、日本のメーカー・シャープが生んだ発明品に由来している点も覚えておきたいところです。
文房具として身近な「シャーペン」に、そんな歴史があると知ると、少し特別な道具に感じられますね。

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