「コッカラッス」とは、主にインターネット上やSNSで使われるスラングの一つで、気合いや勢いを表す掛け声として用いられる言葉です。
何かに挑戦するとき、気持ちを切り替えたいとき、仲間同士でテンションを上げたいときなど、前向きにスタートを切る意味合いで使われています。
コッカラッスの元ネタは?
「コッカラッス」という言葉は、オープンハウスという不動産企業の朝礼で社員が発していた掛け声が元ネタとされています。
オープンハウスの朝礼の様子が元ネタ
この朝礼では、仕事の士気を高めるために独特の掛け声やコールが使われており、その中に「コッカラッス!」という声が含まれていました。
動画やSNS投稿をきっかけに、この独特な響きと勢いがネットで話題になり、スラングとして広がっていったと言われています。
朝礼動画が拡散されネットスラング化
オープンハウスの社員が声を合わせて行う朝礼動画は「テンションが高い」「元気が出る」「クセになる」と評判になり、X(旧Twitter)やTikTokで拡散されました。
その流れの中で「コッカラッス」という掛け声が注目を集め、ネットユーザーの間でも使われるようになったという経緯があります。
コッカラッスの由来と意味の広がり
元は企業の朝礼で使われていた掛け声ですが、ネットに広まるにつれ「気持ちを切り替えて頑張る」というニュアンスが強くなりました。
語感のユニークさからも人気が広まり、若者言葉として日常会話やSNSにも使われるようになっています。
「ここからっす」の変形という説もある
一部では、元々あった言葉で「ここからっす(=ここから始める)」という言葉が縮まってテンションの高い掛け声として使われるようになったという説もあります。
野球やサッカーはじめ、スポーツ系の部活動の大声を出したり発言する際に「ここからっす」が「コッカラス」と自然と発音しやすく短くなった可能性もあります。
スポーツ界隈はじめ、大声を出す時に発生の一部分が省略される現象が起きたとも考えられます。
たとえば通常だと「いらっしゃいませ」という挨拶が、ガソリンスタンドの店員さんが大声を出す際に「らっしゃーせー!」というふうに聞こえてしまうような現象です。
ただし、ネット上での広がりの起点はオープンハウスの朝礼が大きく影響していると考えられています。
コッカラッスはどんな場面で使われる?
「ここから気持ちを入れ直す」というポジティブな意味を持つため、さまざまな場面で使われています。
勉強や仕事で集中したいとき
「ここからやるぞ」という自分への掛け声としてぴったりです。
スポーツやゲームで気持ちを切り替えたいとき
チームの士気を高めるための合言葉として使われることもあります。
友達や同僚を励ましたいとき
明るいトーンで言えるため、重くならずに前向きな空気を作りたいときに役立ちます。
コッカラッスの使い方の例文
日常会話での例
・「午後からはコッカラッスで頑張るわ!」
・「ミスしたけど、コッカラッス!」
SNSでの例
・「今日はうまくいかなかったけど、明日から!コッカラッス!」
・「月曜はコッカラッスの精神でいくしかない」
まとめ:コッカラッスは前向きにスタートを切る合図
「コッカラッス」は、オープンハウスの朝礼がきっかけでネットに広まった独特の掛け声です。
気持ちを切り替えたいとき、前向きに行動を始めたいときにぴったりの言葉で、日常のさまざまな場面に取り入れやすい表現と言えます。
気合を入れたいときに、ぜひ気軽に使ってみてください。
