コロナ禍や多様性などで、新しいライフスタイルが確立されているなかで「ワーケーション」という単語を見聞きするようになりました。
ワーケーションとは一体なんなのか?意味や定義、またコロナ禍以前から注目されていた「ノマド」との違いについてもまとめました。
ワーケーションとは?
ワーケーションの意味や定義
ワーケーションの意味は
「旅行・観光をしながら、リモートワーク等で仕事もすること」
を意味しています。
旅行先で休暇を楽しみながら仕事にも取り組む新しいスタイルを「ワーケーション」という言葉で表現しています。
国では「ワーケーションの整備などを支援する」と語っているようです。
つまり、
- 旅行先で仕事をする
- 旅行しながらリモートワークで業務をこなす
という、旅行(観光)と仕事の両立化を指しているといえます。
具体的なワーケーションの実例
- 飛行機・新幹線移動中に、ノートパソコンで業務をこなす
- 旅館で家族が温泉につかっている間、客室でリモートワークをする
- 広々とした沖縄の海を背景にZoom会議に参加する
- 自宅でのリモートワークが飽きてきたので、遠方に出かけて、カフェやホテルのロビー・宿泊場所で仕事をする
ワーケーションの単語・語源
work(ワーク)とvacation(バケーション)を合体させた単語
ワーケーションは、まさに
work(ワーク、仕事・業務)
vacation(バケーション、余暇・旅行)
を組み合わせた造語です。
ワーケーションの単語・意味が生まれた&流行の背景
GoToキャンペーンを国民に利用してほしいから?
菅官房長官 「ワーケーション」普及で観光促進を #nhk_news https://t.co/wGBhIDFG4b
— NHKニュース (@nhk_news) July 27, 2020
ワーケーションとノマドの違いは何?
旅行が伴うかどうか?の違い
ノマドもワーケーションも、個人事業主がオフィスの場所・時間の制約を離れて自由に働くならわかるのです。でも菅氏がテレワークを進めたいのは企業と会社員。「休暇とって旅行先で(無償で)働いてね❤️」て意味にしかなりません。
働いた時間分の賃料・旅費を支給しないとダメですよ。— 柊えん◼藤川研究室 (@hiragien) July 27, 2020
休暇と仕事の境目の違い?
リモートワークが推奨されてる中で働きながら旅行するワーケーションなんて言葉が出てきてるけど、長年リモートワークしてきた経験からするとこういうのって一度は夢見るけど実際はやらないんだよな。なぜなら、どうせ高い金出してリゾートに行くならそこでの時間を楽しんだ方がいいことに気づくから。
— Tadayoshi Sato (@tadayosi) July 27, 2020
ワーケーションは「余暇を楽しみながら仕事をする」という相反する2つを混在させなくてはいけません。ですが、国がGoToキャンペーンを推しまくっている背景があるため、基本的には「余暇・休日・旅行ありき」でのリモートワークになります。
対してノマドは「働くことありき」で場所を選ばない=自分が最高のパフォーマンス・コスパを出せる場所で自由に働くこと、モチベーションをコントロールするための場所選び、といったことを指していることが多いです。
ワーケーションとは何?意味や単語に対するネットの声
「休暇を楽しみながらテレワークで働く『ワーケーション』」←こんなの休暇と言わない。誰の入れ知恵か知らないがバカげてる、なんか言ってればいいってもんじゃない。https://t.co/1PhbSbD7va
— 大下賢一郎 (@kemuchiman) July 27, 2020
開口一番に思ったのが「余暇と仕事の境目がない旅行なんてどうなの?」です。
結局、旅行ありきの「リモートワーク」=仕事なので、労働者・雇用者、どちらからみても対費用効果が悪すぎるように思うのですが・・・
変なワードを考え出した!
「ワーケーション」とかいう言葉、「ランチミーティング」とともにこのワードを考え出した糞コンサルは絶対に滅ぼさないといけないと心に誓った。
— 鉄面あなざ (@Gadjetmovie) July 27, 2020
和製英語・造語で定着しないダサさがあるのでは?
ワーケーション「暗い…ここは一体…」
「よう、新入りか。ここは政府が発表したものの浸透せず消えていく和製英語キャンペーンの墓場だよ」
ワーケーション「そんな!私も消えるんですか!?……そういうあなたは…?」
「俺か。俺はプレミアムフライデーっていうんだ」— ぬえ (@yosinotennin) July 27, 2020