最近SNSや動画配信で目にするようになった「語ッキング」という言葉。
料理動画のようでいて、雑談配信のようでもあり、使われる場面も幅広く、初めて聞くと「どういう意味?」と感じる人は多いはずです。
本記事では、語ッキングの新しい使われ方まで、分かりやすく丁寧に解説します。
語ッキングとは?基本の意味
「語る」+「クッキング」を組み合わせた造語
語ッキングとは、「語る」(talk)と「クッキング」(cooking)を合わせたネット発祥の造語です。
一般的には、料理しながら語る・雑談する動画や配信スタイルを指します。
手の込んだ料理が登場する必要はなく、インスタント調理でもOK。
視聴者が求めているのは料理ではなく「語りの空気感」である、という点が特徴です。
“語るの現在進行形”という意味でも使われている
近年は、語ッキングが単に料理動画を示すだけでなく、「語っている最中」「語り続けている状態」そのものを指す言葉として使われることが増えています。
つまり、語ッキングには
=話し続けている(語りの現在進行形)
というニュアンスが含まれてきています。
例)
- 「昨日は2時間ずっと語ッキングしてたわ」=ずっと語っていた
- 「今日の配信は語ッキング気分」=料理に限らず、話し続ける雰囲気
- 「語ッキングしながら振り返りする」=語りながら配信する
語り続ける“状態”を表すライトな表現
「語る」や「語り続ける」という言葉は、やや硬い印象があります。
そこで生まれたのが、語ッキングという柔らかで親しみやすい言い換えです。
語ッキングを使うことで、
・気軽な雑談
・自然体の語り
・ゆるい自己開示
といったニュアンスを表現しやすくなります。
語ッキングの由来はどこ?
明確な発祥はなし。ネット文化の中で自然に広がった言葉
語ッキングは、特定の作品や人物が作った言葉ではなく、SNS文化の中で徐々に定着したネットスラングと考えられています。
料理×雑談動画の増加が背景にある
YouTube・TikTok・Instagramで「料理しながら雑談する動画」が人気になり、その文化の中で「語ッキング」という言葉が自然発生的に広まりました。
- 手元動画だけでなく、語りながら調理するスタイルが人気に
- ファンが「語る+クッキング=語ッキング」と呼び始める
- 語り配信として語ッキングが別の意味でも浸透
語ッキングの具体的な使い方
① 料理しながら雑談するとき
もっとも一般的な使い方です。
- 「今日は語ッキング配信します!」
- 「語ッキングしながら近況話すよ」
② 語るの現在進行形として使うとき
料理がなくても使えます。
- 「昨日は友達と語ッキング状態だった」=ずっと話し込んでいた
- 「今、語ッキングしながら配信中」=しゃべり続けている
③ 語りに比重を置いた雑談企画の名称に
配信者やYouTuberが、語りメインの動画タイトルとして使うケースも増えています。
語ッキングが人気になっている理由
1. “作業感”があって気軽に見られる
料理という行為があることで、配信が自然なリズムになり、静かな時間も不自然に感じません。
2. 語りのハードルが下がる
雑談だけだと間が気になる人でも、料理しながらなら自然体で話しやすくなります。
3. ASMR的な心地よさ
包丁の音や焼き音など、料理音が視聴者に癒しを与えることも人気の理由です。
4. 「語り続ける状態」を表す便利ワードとして普及
語ッキング=語り続けている状態、として使えるため、配信でもリアル会話でも“便利な言葉”として定着しやすくなりました。
まとめ:語ッキングは“語りの進化系”のネット新語
語ッキングとは、料理しながら語る動画スタイルとして広がった言葉ですが、近年では
「語るの現在進行形」「語り続けている状態」
という新しい意味も含む柔らかい表現として使われています。
雑談・配信文化が発展した現代だからこそ生まれた言葉であり、今後さらに使われる場面が増える可能性が高いネット用語と言えるでしょう。
