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厚揚げと油揚げの違いは?分かりやすく解説

目次

一言でいうと:厚揚げと油揚げのココが違う

  • 厚揚げ:豆腐をそのまま厚いまま揚げたもの。外は香ばしく中はしっとり。主菜級のボリューム。
  • 油揚げ:豆腐を薄くスライスして揚げ、内部が空洞状に。軽くて出汁を吸い、脇役〜包み具材に最適。

定義と製法の違い

厚揚げ(あつあげ/生揚げ)とは

木綿豆腐(地域によっては絹も)を水切りして、表面を高温で揚げる食品。内部は豆腐のままなので、ふくよかな大豆の風味と食べ応えが残ります。別名「生揚げ」。

油揚げ(うすあげ)とは

豆腐を薄板状に切り、低温→高温の二度揚げなどで内部の水分を飛ばし層状・空洞状にしたもの。出汁や調味液をよく吸い、甘辛煮・包み揚げに重宝します。関西では「うすあげ」と呼ぶ地域も。

見た目・食感・味わい

  • 厚揚げ:角が立つブロック形。外皮はカリッと香ばしく、中はふんわりジューシー。噛みごたえがある。
  • 油揚げ:薄く軽いシート状。ふわっと柔らかく、出汁の含みがよい。炙るとパリッ、煮るとじゅわっ。

栄養の違い(ざっくりイメージ)

  • 厚揚げ:豆腐由来のたんぱく質・カルシウムを取りやすい。揚げ油の分だけ脂質とカロリーはアップ。
  • 油揚げ:薄い分重量当たりの脂質割合が高くなることも。たんぱく質は摂れるが、主菜としては量を意識。

どちらも大豆のイソフラボンや良質なたんぱく質が魅力。気になる人は湯通しで余分な油を落としてカロリーダウンできます。

料理での使い分け

厚揚げが活躍する料理

  • 厚揚げステーキ(生姜醤油/味噌だれ/バター醤油)
  • 照り焼き・甘辛煮・味噌煮(大根・卵・小松菜などと)
  • 炒め物(野菜・きのこ・豚こまの代わりにボリュームUP)
  • カレー・麻婆・タコス風など主菜置き換え

油揚げが活躍する料理

  • きつねうどん/いなり寿司(甘辛含め煮)
  • 味噌汁・けんちん汁・おでんなどの汁物具
  • 包み焼き(卵とじ、ひき肉・納豆・チーズ・野菜の巾着)
  • カリカリに焼いてサラダトッピング、ピザ風

代用はできる?

  • 厚揚げ → 油揚げに代用:主菜の食べ応えは落ちるが、煮物や汁物なら可。ボリュームは他具材で補う。
  • 油揚げ → 厚揚げに代用:巾着など構造が必要な料理は不可。出汁を含ませる煮物なら厚揚げでも美味。

下ごしらえ・臭み取り

  • 湯通し:熱湯を回しかける/1~2分茹でてザルへ。表面の油を落とし、味しみUP。
  • ペーパー押さえ:軽く押して余分な油と水分をオフ。焼き目がつきやすくなる。
  • トースター・フライパンで乾かす:軽く焼いてから煮ると煮崩れしにくい。

選び方のコツ

厚揚げ

  • 表面の色が均一で香ばしいきつね色
  • 角がしっかり、持つと程よい重み(水分・豆腐感が残る)
  • 原材料がシンプル(大豆・凝固剤・油)だと大豆の風味が活きる

油揚げ

  • 層が均一で薄すぎないものは破れにくい(巾着向き)
  • 表面がベタつきすぎず、香りが軽いもの
  • 用途で選ぶ:いなり用(味しみ良い)/巾着用(厚みとコシ)

保存方法と日持ち

  • 冷蔵:開封後は2~3日を目安に。パック液は拭き取り、密閉して保管。
  • 冷凍:どちらも可。厚揚げは食べやすく切って、油揚げは短冊・開きにして小分け。1か月を目安に。
  • 解凍:冷蔵庫解凍 or 直投入(煮物・汁物)。焼く場合は半解凍で表面カリッと。

簡単レシピ:今日すぐ作れる2品

厚揚げのコクうま照りバター(2人分)

  1. 厚揚げ1枚は8等分。キッチンペーパーで油を押さえる。
  2. フライパンに少量の油をひき、各面をこんがり焼く。
  3. 醤油・みりん各大さじ1、砂糖小さじ1、バター10gを絡めて照りを出す。
  4. 仕上げに黒胡椒・小ねぎ。ご飯が進む主菜に。

油揚げのカリカリ和風サラダ(2人分)

  1. 油揚げ1枚を開いてトースターでカリッと焼き、細切り。
  2. レタス・きゅうり・大葉・茗荷などと和え、ポン酢大さじ2+ごま油小さじ1を回しかける。
  3. 白ごまを振って完成。香ばしさがアクセント。

よくある質問(FAQ)

厚揚げと生揚げは同じ?

基本的には同義。地域・メーカーで呼び方が異なるだけです。

絹の厚揚げと木綿の違いは?

絹:なめらかでとろり。煮崩れしやすいが口当たり◎。
木綿:しっかり食感で煮物・炒め物に万能。扱いやすい。

油抜きは必須?

香りが気にならなければ省略可。ただし味しみ・ヘルシーさを優先する料理では湯通しがおすすめ。

おでんにはどっちが向く?

両方美味しいですが、厚揚げ=主役級の食べ応え油揚げ=出汁を抱く名脇役。巾着(餅・卵・もち麦など)にすると満足感アップ。

まとめ:違いを知れば、もっとおいしく

  • 厚揚げ:“豆腐の力強さ”を残した主菜向け。焼く・煮る・炒めるで頼れる存在。
  • 油揚げ:“出汁を抱く薄衣”。煮る・包む・炙るで香ばしく、名脇役として万能。

同じ大豆生まれでも、製法の違いで個性は対照的。献立や狙う食感に合わせて使い分ければ、日々の食卓がぐっと豊かになります。

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