日常生活や仕事の中で見かける「m/m」という表記。これを「ミリメートル」の意味で使っている例をたまに目にする方もいるかもしれません。
しかし、「mm」と「m/m」は同じ意味なのか、国際的に通じる正しい表記なのか疑問に思った方も多いのではないでしょうか。
目次
結論:「m/m」はミリメートルの正式な表記ではない
まず結論から言えば、「m/m」はミリメートルの正しい表記ではありません。
国際的に認められている長さの単位は、SI(国際単位系)に基づき「ミリメートル」はmmと表記します。
「mm」は「millimeter(ミリメートル)」の略であり、1ミリメートル = 1/1000メートルです。
「m/m」の意味は?
では、「m/m」はまったく意味のない表記なのでしょうか? 実は別の意味で使われることがあります。
- meters per meter(メートル毎メートル):例えば「傾斜」や「変位率」などの比率的な単位として使われることがあります。
- 月/月(month over month):経済・統計の分野で、「前月比」を表す略語(m/m)として使われるケースがあります。
つまり、「m/m」は文脈によって全く違う意味になるため、「ミリメートル」の意味で使うと誤解を招く恐れがあります。
「mm」と「m/m」の使い分け
ミリメートルを表したいときは、必ず「mm」と表記しましょう。これは学校教育でも国際的にも共通のルールです。
一方、「m/m」は前述のように「率」や「比率」を表す特殊な記述であり、単位の表現には基本的に用いません。
まとめ
「m/m」は、ミリメートルの意味で使うべき表記ではありません。
正しくは「mm」=ミリメートルであり、これは国際単位系(SI)に準拠した正規の表現です。
「m/m」は意味が異なる表現として使われることがあるため、誤用すると誤解を招く可能性があります。
表記はシンプルですが、その正確さが信頼につながります。今後は迷わず「mm」を使いましょう!