アイスクリームは英語で「ice cream」と書きますが、「icecream」と1語で書いてしまうと間違いになります。
日本語では「アイスクリーム」と1つの言葉として使っているため、「英語でも1語でいいのでは?」と思う人も多いかもしれません。
今回は、英語で「ice cream」と2語で書く理由や、英語の単語の作り方のルールについて、中学生でもわかるように解説していきます。
「ice cream」はなぜスペースがあるの?つなげて「icecream」じゃダメな理由とは?
「ice cream」は「氷のクリーム」
まず、それぞれの単語の意味を見てみましょう。
- ice:氷
- cream:クリーム
つまり「ice cream」は直訳すると「氷のクリーム」という意味になります。
英語では「何のクリーム?」というように、名詞を2つ並べて説明を加えることがよくあります。これを「複合名詞(compound noun)」と呼びます。
例えば、以下のような例があります。
- apple pie:りんごのパイ
- chicken soup:とり肉のスープ
- ice cream:氷のように冷たいクリーム
このように、英語では2語で1つの意味を作るパターンが多いのです。
「icecream」と1語にしてはいけない理由
「じゃあ、たくさん使う言葉なんだから1語にしてもいいのでは?」と思うかもしれません。
実際に、英語には以下のように2語が1語になった例もあります。
- notebook(note + book):ノート
- blackboard(black + board):黒板
ですが「ice cream」の場合は、長年ずっと「2語のまま」で使われてきた表現です。英語圏の辞書でも「ice cream」が正式で、「icecream」は誤りとされています。
つまり、「ice」と「cream」はあくまで別々の言葉として意味を持っており、勝手につなげて書いてはいけないのです。
まとめ:「ice cream」は2語で1つの意味を作る表現
「ice cream」とスペースを空けて書く理由は、もともと「氷」と「クリーム」という別々の名詞を組み合わせた複合表現だからです。
英語には、このように2語で1つの意味を作る言い方がたくさんあります。特に食べ物や飲み物の名前にはこのパターンがよく使われています。
英単語を正しく使うためにも、こうしたルールを覚えておくと便利ですね。
中学生や英語学習者にとっても、「どうしてスペースがあるの?」という疑問から、英語の仕組みに親しむ良いきっかけになるかもしれません。