普段のキーボード入力で「つ」を「tu」と打っている方は多いのではないでしょうか?
そのため、書き文字や名入れでも「つ」=「tu」としている方がいらっしゃいます。
しかし、学校や公的な場面で目にするローマ字表記一覧には「つ」=「tsu」とされていることが一般的です。
本記事では、「tu」と「tsu」、どちらが正しいのか、どう使い分ければよいのかを詳しく解説します。
目次
「つ」は「tu」か「tsu」か?違いとローマ字表記の正解と使い分け
■「つ」=「tsu」が正式なローマ字表記
文部科学省が定める「日本式・訓令式」および「ヘボン式」ローマ字表記では、どちらも「つ」は「tsu」と表記します。
この表記は、パスポートや公文書、学校教育でも使用されており、正式なローマ字として国際的にも通用します。
■「tu」は日本語入力システム上の便宜的な表記
「tu」は多くの日本語IME(入力システム)で「つ」と入力するためのキー配置として認識されています。
これはタイプのしやすさを考慮したものであり、正式なローマ字ではありません。
つまり、「tu」はキーボード入力用の略式、「tsu」は正規の綴りという違いがあります。
名前「Tatuya」と「Tatsuya」どちらが正しい?
「Tatsuya」が一般的
たとえば「たつや」という名前をローマ字で書く場合、正確には「Tatsuya」と表記するのが一般的かつ正当です。
「Tatuya」としてしまうと、読み手に「たうや」と読まれてしまう恐れもあり、音の再現としても誤解を生む可能性があります。
すでに「Tatuya」で使ってしまっている場合は?
ユニフォームやSNS、作品名など、すでに「Tatuya」で定着しているなら「個人の表現」として尊重</strongしても問題はありません。
ただし、パスポート・履歴書・入試・公式登録などでは、必ず「Tatsuya」とするのが適切です。
まとめ
表記 | 用途 | 備考 |
---|---|---|
tsu | 公的書類、教育、正式表記 | 文科省・パスポート・学校指導 |
tu | キーボード入力のみ | ローマ字としては非公式 |
今後、正式な場面では「tsu」を意識して使用しつつ、プライベートでは「Tatuya」もひとつの愛着ある表現として大切にする、というバランスがよいかもしれませんね。